CodeCommitで「Failed to write item to store. fatal: 配列の範囲が無効です」が発生したときの対処
こんにちは、ゲームソリューショングループのsoraです。
今回は、CodeCommitで「Failed to write item to store. fatal: 配列の範囲が無効です」が発生したときの対処について記載いたします。
エラーについて
Windowsでgit-remote-codecommit(GRC)を使って、CodeCommitリポジトリからcloneを作成しようとしたところ以下のエラーが出ました。
fatal: Failed to write item to store. [0x6c6] fatal: 配列の範囲が無効です。
ローカルにclone自体はできていて、git pushなどのリモートリポジトリが絡む他のコマンドでもエラーは出るものの、操作自体は問題なく完了します。
エラー原因
調べてみると、どうやらGit Credential Manager(GCM)を設定している場合、CodeCommit利用時もGCMが参照しにいってエラーが出るようです。
CodeCommit Git Windows fatal: Failed to write item to store [0x6c6]
エラーの解消
GCMをCodeCommit利用時に参照させず、利用するサイトを限定するように設定します。
今回はGCMを利用するサイトをGitHubに限定したいと思います。
# gitconfigを確認し、credential.helperの設定値を確認 # どこに登録されているかの特定のために、system/global/localのそれぞれで表示させています。 $ git config --local --list $ git config --global --list $ git config --system --list … credential.helper=manager-core ※GCMのバージョンによっては、manager-coreではなくmanagerになっています。 … # 登録されている箇所を見つけて設定削除(今回はsystemのみとします。) $ git config --system --unset credential.helper # GitHubのみを対象にGCMを使用するように設定(GCMのバージョンによってはmanager-coreではなくmanager) $ git config --system credential.https://github.com.helper manager-core
これでCodeCommit利用時のエラーは解消されて、GitHub利用時もGCMが適用されるように変更できています。
最後に
今回は、CodeCommitで「Failed to write item to store. fatal: 配列の範囲が無効です」が発生したときの対処について紹介しました。どなたかの参考になると幸いです。